2、梁昌植氏の矛盾

 さて、今、韓国総会長として、また世界平和統一家庭連合副会長(亨進会長がいないので実質は世界会長)として権力を行使し始めたのが梁氏だ。

 その梁氏は、今年の4月21日、韓国の天福宮で説教をした。その内容は、お母様がユタ州にあるモルモン教本部の記念館を訪問し、モルモン教が世界的に発展した理由を学ばれた。モルモン教の発展は、創立者の弟子達によってなされた。すなわち、世襲ではなかったというもので、最後にお父様が梁氏の手を握っている写真を映し出したという。v 礼拝に参加した人々は、一様に、真のご子女様ではなく、自らがお父様の後継者であると宣言しているとの印象を受けたことだろう。

 ところが、お母様はそのようなことを話していない。前日(4月20日)のラスベガス天和宮での訓読会で、お母様はモルモン教会訪問に触れ、「天一国完成の成否、は2020に設定した目標に向けてどう実践して、何を成したかにかかっています。もしこの目標に達することができないとすると、あなたより先に霊界に行った先祖たちの前で責めを負います。真の家庭も同じ使命を持っています。真の父母の直系の血統圏に生まれた子女たちが人類を考えることができなければ、彼らも永遠の讒訴を受けます。」vi  と言われているだけで、直系の子女がだめだなどと言っていない。

 また、今年の5月20日には、イスラエルのネボ山に登り、はるかにカナンの地(イスラエル)を眺めながら、「ヨシュアがカナンに入ろうとした時、彼は80歳を超えていた。彼は荒野で生まれた二世ではなく、エジプトで生まれた若い指導者だった。私達のような信仰二世、あるいは1.5世の指導者が、天一国創建の主役となるのだ。そして三大宗教を一つにする。」と説教した。

 梁氏の言わんとしていることは明白であろう。お父様の子女ではなく、自分(自分達)がお父様の後継者として、カナンに入り、天一国を創建するのだということである。

 しかし、残念ながら梁氏の野望も実現しそうもない。なぜなら、いくら三大宗教を一つにすると叫び、シンパのクリスチャンをつれて中東訪問をしても、梁氏はもう一つの教会活動「2020プロジェクト」の責任者だからだ。誰が、「皇帝にひざまずく民を獲得せよ」と叫ぶ「自己中心」な教会を信じるだろうか。梁氏は、「三大宗教の統一」などよりは、孤立し、崩れゆく足元に注意したほうがよい。

(続く)


[注]
v http://ameblo.jp/zaikanjphujinkai/entry-11533253358.html
vi http://www.familyforum.jp/2013042319831


引用:マルコの手紙



ブログ主様ありがとうございます

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村
・・・・・・メルマガ登録は以下より・・・・・・・

普段、パソコンやスマホに触れることのない食口たち全てに教えてください携帯メールにこのメールマガジンが配信できるように、身近な婦人たちの為に、お手伝いをしてください。

以下の入力欄にあなたのメールアドレスを入れて【購読】をクリックしてください
(購読と書いてありますが完全に無料です)


アドレス:




こちらに空メールを送っても登録できます。


また、直接食口の携帯メールへ伝える場合は、
sub-3btdbzqjk3r-akb@www2.skynetdm.com
上記アドレスを直接携帯に入力し件名・本文を書かないで送信ボタンを押してください
*うまくいかないときは、件名欄・本文欄にスペースを一つ入れてやってみてください。